新・身内に起こった怖い話

2chオカルト板より。戦争の話いくつか。まあ当然だけど笑える事ばかりではないので。
30代の知人が傷痍軍人を小さい頃に見た、と言ってたが、年齢的にはおかしな話だよなあ。傷痍軍人って世襲制かなにかなんだろうか。

39 :本当にあった怖い名無し :04/08/19 01:18 ID:+5VV2JK7
祖父がまだ若い頃に起こった話なんだけど。
祖父は当時召集されて訓練を受けていた。
寝てると突然集合のラッパが鳴り、完全装備で隊列を組んで点呼に
参加する、という訓練がある。これに遅れたり、装備に不備があると
死ぬかと思うくらい強烈な往復ビンタ、鉄拳制裁。
ある日その点呼が終わった後、みんなが部屋に
戻ると一人の若者がトイレで首を吊ってるのが見つかった。
ちなみに発見したのは祖父。でも、点呼の数は足りてたらしいんだな。
そして、祖父が言うには
あいつはオレの横でちゃんと点呼してたよ、とのこと。
軍隊が嫌で嫌で仕様が無くて死んだのに、死んでまで点呼に参加するなんて
不憫な話だと祖父は嘆いてた。ちなみに祖父のいた部隊は戦地に行かないまま終戦
迎えた。

44 :本当にあった怖い名無し :04/08/21 11:43 ID:2xEL8238
今はもう見かけることはないけど、幼いころは傷痍軍人が怖かった。
街角で軍帽に白装束でアコーディオン弾いたりハーモニカを吹いてたな。
戦争で体が不自由になった人たちとは判ってたけど、とにかく怖かった。

48 :本当にあった怖い名無し :04/08/21 16:18 id:I3jlY7Yh
>>47
>東京でも結構米兵のレイプは多かったらしいし、
それで思い出したけど、私の姉貴が数年前に交通事故で足を骨折して
入院したんだけど(今はピンピンに元気)
ある日、廊下で車椅子に座ったおばあさんとすれ違った時に
そのおばあさんがいきなり「私は犯された」と叫んで暴れだしたらしい。
姉貴がびっくりしてると看護師さんがやってきて慌てて連れていったんだけど、
その時にそばにいた別の看護師さんが「あの人は戦後間もなく米兵にレイプされたらしい」
って教えてくれたんだって。
その時から狂ったのか、長い年月を辛い記憶と一緒に生きてきた為に、
少しづつ狂ったのかは分からないけど、一生苦しんだんだろうね。
>>39の話に近いのもうちにいる年寄りから聞いたことある。
近所に住んでいた新婚さんの旦那が、突然徴兵されて、
半年後に生きて戻されてきたけど、その時には奥さんの顔も分からないくらいに
パーになってたんだと。原因はやっぱり過酷なしごきに耐えかねて。戦争ってイヤですね。

52 :青田 ◆t291XhvMgA :04/08/21 23:27 id:ftHeVkXt
>>51
「撃て!と言われたから撃った。でも撃つべきじゃなかった」と近所のじい様が
話してたのを小学生の時に耳にしたけど(夏休みに公民館で行なわれた戦争体験
を語る会にて)、「当たると引き金の感触が違う」とも言ってましたね。
藪の中で、相手が見えない戦闘でも「当たった」とわかるそうですよ、ええ。
極限状態にあって、感覚が研ぎ澄まされてるからかな…。

これもスレとは関係ない話ですね。すいません。

56 :本当にあった怖い名無し :04/08/23 22:33 ID:9tWS1ChF
高校生の時に「どうせいつかは死ぬんだから、今死んでも一緒だよなぁ」と言った私に祖父が語ってくれた話です。
戦時中祖父の乗っていた船が撃沈され、祖父は陸まで何とか泳ぎ生き延びたそうですが殆どの仲間が他界されたそうです。
戦後亡くなった友人達の遺族の方に挨拶回りをし、全て回り終わった祖父は自決しようとしたそうです。
素晴らしい人達が沢山死に自分だけ生き残った事を悔やんだ祖父は、遺書を書き軍服に着替え切腹しようとしました。
「皆に寂しい思いをさせてすまん、自分ももうすぐそっちに行く」と言い、短刀で腹を切ろうとした時「まだ来るな」と言う仲間の声がはっきり聞こえたそうです。
祖父は泣き、生きたくても生きられない仲間の為にも生きる事を決心したそうです。

怖い話ではありませんが、身内に起こった話ですのでここに書かせてもらいました。